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チェンソーの反発力
チェンソーの反発力(キックバック・プッシュバック・プールイン)は大変危険です。
どんなチェンソーでも木を切断している方向に出力が働きます。もし回転しているソーチェンが突然、固形物に当たったり、木にはさまれたりして停止すると反発力が瞬間的に起こります。この反発力によってチェンソーのコントロールが不安定になり危険な状態又は、致命傷に事があるのです。
反発力の原因を理解していれば危険な状態の回避ができるでしょう。
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キックバック
キックバックの発生はガイドバーの先端、特に1/4の円の上部が固形物又は木に挟まれた時に起こります。ソーチェンが停止しソーチェンの反対方向に力が働き作業者に向かってガイドバーが飛び跳ねてくる。この様な事は枝払い作業の時に多く発生します。又、不注意によりガイドバーの先端が木に鋏まれた時、知らずに固形物にソーチェンが当たった時、突っ込み切り又はボーリングカットの時発生します。
強烈なキックバックは致命的な怪我になる恐れがあります。
キックバックの防止策
- チェンソーを握る時、両手で必ず正しい位置にしてください。
- どんな切り方でもガイドバーの先端の位置を熟知している事です。
- ガイドバーの先端に他の異物が接触しない事。
- やっと、とどく用な木は切らない事。
- 肩より高い所を切らない事。
- 全回転で切る事。
- 1回の切断は木1本にする事。
- 途中迄切れている木を再度切る時は十分注意してください。
- 突込み切りは経験の無い場合は行わないで下さい。
- 木によっては、張力のかかっている場合があるので、ソーチェンが挟まれない様に十分注意して下さい。
- ソーチェンは正しい目立てと締め付けを常に行って下さい。
- 切断口に対して、左側に立って下さい。
プッシュバック・プールイン
プッシュバックはガイドバー上側のソーチェンが突然停止した時、反発力が働き作業者の方向にチェンソーが飛んできます。これはソーチェンの上側が挟まれたり、他の物体が突然当たったりした時発生します。
プールインはガイドバーの下側で起こります。これはチェンソーが引き込まれます。
いずれもチェーンスピードが遅いと発生しやすくなります。全回転で使用してください。 |
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チェンソーの安全かつ経済的な使い方
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